はじめに
プログラミングを学びたいけど、スクールは高い。独学は続かない。そんな壁にぶつかったことがある人は多いと思います。
個人的にも30代になってから新しい技術を学ぶとき、「どこから手をつけるか」で迷うことが増えました。有料教材を買っても積読になったり、無料サイトは断片的だったり。
そんな中で見つけたのがfreeCodeCamp。これ、完全無料なのに、3,000時間以上の体系的なカリキュラムと認定資格が用意されているんですよね。
GitHubスターは43万超え。世界で最も人気のあるオープンソースプロジェクトの一つです。10万人以上がfreeCodeCampで学んでエンジニアとして就職している実績もある。
正直なところ、無料でここまで揃っているのは衝撃でした。
freeCodeCampとは
freeCodeCampは2014年に設立された、非営利団体が運営するプログラミング学習プラットフォームです。
「Learn to code — for free」というシンプルな理念のもと、誰でも無料でプログラミングを学べる環境を提供しています。寄付で運営されている501(c)(3)公認のチャリティ団体なので、広告もなければ有料コースへの誘導もない。
提供しているのは以下の通り:
- 3,000時間以上のインタラクティブなカリキュラム
- 12,000以上のプログラミングチュートリアル
- YouTubeチャンネル(登録者1,000万人超、1,000以上の無料コース)
- 技術フォーラムとDiscordコミュニティ
これが全部無料。正直、コスパという概念を超えています。
特徴・メリット
体系的なカリキュラム
これが一番大きいですね。断片的な知識ではなく、一貫したカリキュラムで基礎から応用まで学べます。
2024年末にリリースされた新しい「Certified Full Stack Developer」カリキュラムは以下の構成:
- 64のワークショップ - HTML、CSS、JavaScript、SQL、Pythonなどをステップバイステップで学習
- 513の講義動画 - コンピュータサイエンスの概念を理解
- 83のラボ - 白紙の状態からコードを書いて実践
- 66のクイズと6つの模擬試験 - 理解度を確認
- 認定資格のための最終プロジェクトと監督付き試験
約1,800時間のボリュームで、HTML/CSSから始まって、JavaScript、React、TypeScript、Python、SQL、Node.js、Express.js、セキュリティまで網羅しています。
認定資格が取得できる
学習を進めると、正式な認定資格を取得できます。履歴書やLinkedInに載せられる。
資格は以下のような段階で取得可能:
- 各分野ごとの認定資格(約300時間ずつ)
- 最終的な「Certified Full Stack Developer」資格
ただ学ぶだけでなく、形に残るのはモチベーション維持に効きます。
完全無料、広告なし
これ、意外と重要なんですよね。無料サービスの多くは広告だらけか、有料プランへの誘導がうるさい。freeCodeCampは寄付運営なので、その心配がない。
学習に集中できる環境が整っています。
実践的なプロジェクト
各認定資格を取得するには、実際にプロジェクトを完成させる必要があります。チュートリアルをなぞるだけでなく、自分でゼロから作る経験が積める。
これ、就職活動でポートフォリオとしても使えます。
巨大なコミュニティ
GitHubスター43万超えは伊達じゃない。5,000人以上が開発に貢献しているし、フォーラムやDiscordには常に誰かがいて質問に答えてくれます。
英語がメインですが、日本語のコミュニティも存在します。
始め方
始めるのは本当に簡単です。
1. アカウント作成
freeCodeCamp.org にアクセスして、サインアップするだけ。GitHubアカウントでもログインできます。
2. カリキュラムを選択
ダッシュボードから学びたいカリキュラムを選択。初心者なら「Certified Full Stack Developer」の最初から始めるのがおすすめ。
3. 学習開始
ブラウザ上でそのまま学習できます。エディタが内蔵されているので、環境構築は不要。コードを書いて、テストを通過すれば次に進める。
// 例:最初の課題
function sayHello() {
console.log("Hello, World!");
}
sayHello();
こんな感じで、実際にコードを書きながら進めていきます。
4. 進捗管理
学習の進捗は自動で保存されます。どこまで進んだか、どの認定資格を取得したか、ダッシュボードで一覧できる。
カリキュラムの内容
Certified Full Stack Developer(新カリキュラム)
2024年末にリリースされた最新版。以下の技術をカバー:
- HTML / CSS
- JavaScript(ES6+)
- React
- TypeScript
- Python
- SQL / PostgreSQL
- Node.js / Express.js
- セキュリティ
約1,800時間。本気でやれば1年くらい、仕事しながらなら2〜3年が目安。
今後追加予定の認定資格
freeCodeCampはさらにカリキュラムを拡充予定:
- 認定機械学習エンジニア資格(2025年予定)
- 認定ソフトウェアシステムエンジニア資格(2026年予定)
- 認定データサイエンティスト資格(2027年予定)
C/C++やコンパイラ、検索エンジンの実装まで学べるようになるらしい。
英語学習者向けカリキュラム
「English for Developers」という、開発者向けの英語学習コースも用意されています。CEFR Level A2〜B1レベル。技術英語を学びたい人には良いかも。
実践的なユースケース
キャリアチェンジを目指す人
これが一番多いユースケースですね。freeCodeCampで学んで、10万人以上がエンジニアとして就職しています。
体系的なカリキュラムと認定資格があるので、独学でも「何を学んだか」を証明しやすい。
現役エンジニアのスキルアップ
業務で使っていない技術をキャッチアップしたいときにも使えます。例えば、バックエンドエンジニアがReactを学びたいとか、PythonエンジニアがNode.jsを学びたいとか。
無料なので、試しにやってみるハードルが低い。
学生の基礎固め
情報系の学生が、授業と並行して実践的なスキルを身につけるのにも良い。アルゴリズムとデータ構造のセクションもあるので、技術面接の対策にもなります。
趣味でプログラミングを学びたい人
エンジニアになるつもりはないけど、プログラミングを学んでみたい。そういう人にもおすすめ。
無料なので、興味がなくなったらやめればいいだけ。プレッシャーがないのは大きい。
注意点
良いことばかり書いてきましたが、正直なところ注意点もあります。
英語が基本
カリキュラムは英語がメインです。日本語に翻訳されている部分もありますが、全てではない。
とはいえ、コードは万国共通だし、技術英語は慣れればそこまで難しくない。むしろ英語のドキュメントを読む練習になると思って取り組むのが吉。
自己管理が必要
無料で誰でもアクセスできるということは、強制力がないということ。スクールのように「次の授業までにやっておいて」と言われることはない。
自分でペースを管理して継続できるかどうかが鍵になります。
認定資格の有効期限
2024年末の大型アップデートで、認定資格に有効期限が設けられました。取得から3年間有効で、継続教育プログラムで更新可能。
既存の認定資格は2027年末まで有効なので、持っている人は新しいカリキュラムで更新を検討してください。
まとめ
freeCodeCampは「本気でプログラミングを学びたい人」のためのプラットフォームです。
- 完全無料で3,000時間以上のカリキュラム
- 認定資格を取得してスキルを証明
- 43万スターのオープンソースプロジェクト
- 10万人以上がエンジニア転職に成功
- 巨大なコミュニティでサポートを受けられる
30代になって思うのは、学ぶ環境は整っているということ。あとは自分が手を動かすかどうか。freeCodeCampなら、お金を理由に諦める必要はない。
まずはサイトにアクセスして、最初のチュートリアルをやってみてください。合わなければやめればいいし、ハマれば人生変わるかもしれない。
公式サイト: https://www.freecodecamp.org GitHub: https://github.com/freeCodeCamp/freeCodeCamp YouTube: https://www.youtube.com/freecodecamp